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ヨガでいい汗をかくためには筋肉をしっかり使うヨガ運動がおすすめ

こんにちは、スアイヨガインストラクターのJUNKOです。

セミの鳴き声も聞こえてきて、夏本番の季節となりました!

毎日暑いですね!

日本の夏は高温多湿です。

じっとしていても汗が出るし、運動をして体を動かすとさらに汗が出ます。

汗をかくことで不快なイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも何の為に汗をかくのでしょうか?

今回は知っていそうで、意外と知らない、汗ついて少しお話させていただきます。

汗をかくと嬉しい効果が?

汗をかくと

  • ①体の中の老廃物や毒素の排出
  • ②余分な水分を出して、むくみを解消
  • ③皮膚の保湿
  • ④体温の上昇を防ぎ、熱中症の予防

①~④のように、汗をかくことは美容や健康に関係することが多くあります。

ヨガ運動でも、美容や健康のためにヨガをしている方も多いので汗について知っておくことはよても良いことだといえます。

特に④にあるように私達は汗をかくことで体温を一定に保とうとしています。

また汗をかくと老廃物余分な水分を排出することで新陳代謝も上がり、免疫力、体力もアップ、気持ちもスッキリするのでストレス解消効果もあります!

汗をかくことは良いことでもあり、究極のデトックス・大切な機能と言えます。

汗をかくことを習慣にしたら毎日を気持ちよく過ごせそうだと思いませんか?

ではどんな汗がいいのでしょうか?

汗をかくのは美容や健康にとって良いことだし大切だけど、汗にも良い汗、悪い汗があるんですよね。

まず汗には

  • 温熱性発汗(気温の上昇や運動で体温が上昇した時に、体温調節をする為にかく汗)
  • 精神的発汗(過度の緊張、不安、ストレスなどの精神的な要因でみられる汗)
  • 味覚性発汗(辛い物などの刺激物を食べた時に顔を中心にみられる汗)

などありますが、ここでは①のケースによる汗についてみていきたいです。

良い汗は

  • 汗の粒が小さい
  • 蒸発しやすいので皮膚にとどまりにくい
  • サラサラしている
  • におわない

などから、良い汗をかくと体はスッキリと感じます。

悪い汗は

  • 汗の粒が大きい
  • 蒸発しにくく皮膚の上にとどまりやすい
  • ベトベトしている
  • 汗臭い

などから、悪い汗をかくと体はグッタリと感じます。

また汗は血液から作られます。

その時に血液の中に含まれるミネラルはろ過されて血管に戻されます。

この、ろ過機能が働いてると汗は水のようにサラサラとして匂いません。

これが先ほどお話した良い汗です。

一方、この濾過機能が上手く働かないと、血管に戻されるはずのミネラルが汗と共に流れてしまうので、ベトベトした汗となり、汗をかくたびに体の中のミネラルも失われるので疲労感も増してグッタリと感じます。

まずはご自分がどんな汗のかきかたをしているか観察してみてはいかがでしょうか?

ヨガでかく汗はどんな汗?

例えば、お風呂やサウナなどでかく汗は、外的要因による暑さに対して体温を調節するためにかく汗です。

ヨガにはホットヨガのように高温の室温環境で行うヨガもありますが、常温で行うヨガでも汗をかきます。

じわっと汗ばむくらいの量です。

ヨガは筋肉を使う運動です。

筋肉は血液を体中に送り出すポンプの役割もしているので筋肉を動かすことで血行促進につながり
体中に栄養を行き渡らせて、疲れにくい体づくりに繋がってきます。

ヨガによる汗はしっかり筋肉を動かすことで体の深部から発汗するのです。

じわっと体の中から汗をかき体の芯から温まります。

筋肉をしっかり使うことで筋肉が熱を産生し、冷えを予防したり、汗を流しやすくなったり、脂肪が燃焼しやすくなります。

ヨガには特に体の奥深くにあるインナーマッスルを意識した動きがたくさんあります。

ここで体幹をしっかり使えて、いつでもどこでもできるスアイヨガの呼吸法をご紹介させてください。

スアイヨガの呼吸法は、お腹の奥にあるインナーマッスルの「大腰筋」という筋肉を使って

呼吸します。

大腰筋は体幹部にあり、私達の日常生活におけるあらゆる姿勢や動作と関係が深い体の中の「大黒柱」でもある筋肉です。

レッスンでは必ず大腰筋を使った呼吸法を中心に体を整えていきます。

腹圧をかけながら体幹部を使うこの呼吸法を例えば5回から10回ぐらいゆっくり続けると、筋肉が使われることで熱が産生されてお腹の奥の方が熱くなってきます。

そしてインナーマッスルをしっかり使うことで筋肉の熱を産生する役割が働き、冷えを予防したり、汗が流しやすくなったり、脂肪が燃焼しやすくなるのです。

また筋肉を動かすことで熱を発生させて深部から汗をかくとその他の器官が連動して血管や内臓も運動刺激に対して耐性をみせます。

この呼吸法は立ったままでも座っていても、いつでもどこでもできる筋肉を使う運動なので、体の中が熱くなるこの呼吸法をぜひしてみてください。

詳しくは、ルーシーダットンの呼吸法は吸っても吐いてもお腹ぺったんこ!をご覧くださいね。

そして筋肉がしっかりと収縮して活動することで体の中で熱を作ると、もう一つお伝えしたいことがあるんです!

基礎代謝」という言葉を聞かれたことがあると思います。

生きていくために最低限必要なエネルギーです。

私達は特に何もしていなくても生きているだけで常にエネルギーを消費しています。

この基礎代謝は筋肉量に依存するところが大きいそうです。

筋肉量が多い人ほど基礎代謝量は高い筋肉量を増やせば、何もしなくても勝手にエネルギーを消費できる体太りにくい体になるということですよね。

代謝についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

【代謝の仕組み】ヨガは有酸素運動と無酸素運動どちらも使った運動だからダイエットにおすすめなんです!

ヨガで体の筋肉を意識して動かすと、筋肉が熱を産生して体の深部から汗をかくことができ以下のような嬉しい効果があります。

  • 冷えを予防
  • 脂肪が燃焼しやすくなる
  • 筋肉を使うことで血行が促進され、体中に栄養が行き渡り、疲れにくい体を作れる
  • 基礎代謝量が上がり、太りにくい体を作ることができる

筋肉を動かして体の奥から汗をかきたい!

ヨガで筋肉を動かして身体の奥から汗をかきたい!けど、そんなに汗をかけないという方もいらっしゃるかもしれません。

運動していて本当に筋肉をしっかりと使えてるのかな?と感じたことはありませんか?

例えば下の写真にあるような膝立ちの運動は、膝を立てた姿勢でお尻を上げ下げすることで太ももの前の筋肉(写真の赤線部分)を伸ばしたり縮めたりする運動です。

膝を曲げてお尻を下げた後、お尻を上げてきて写真の姿勢になる、の運動を繰り返して太ももの前の筋肉を使います。

この時に太ももの前の筋肉がしんどいな・・・きついな・・・と感じない時は、太ももの前の筋肉は
うまく使えていない可能性があります。

そうするとせっかく運動をしていても、思っているほど筋肉に負荷はかかってないので、残念ながら運動効果はあまり期待できず、もちろん筋肉を動かすことで熱が発生し、体の深部からの汗は十分にかけないかもしれません。

膝立ちの回数を重ねれば重ねるほど、太もももの前は重だるくなる・・・

運動は筋肉の収縮、伸長を繰り返しさせるので、運動すればするほどしんどいと感じるのが、うまく筋肉を使えていて正解ということになりますね。

では、筋肉を意識して運動してもその箇所がしんどいな、きついな、と感じない時は、もう一度使う筋肉がついてる位置を見直して、正しく使えてるか確認する必要があります。

例えば足を伸ばす向きが少し違う、角度が少し違う、だけで、運動したい筋肉は捻じれてしまっているかもしれません。

それだけで、もうその運動効果を十分に得ることができないんです!ということは汗もなかなかかけないということになるんです!

運動してしっかり効果を出したいというのは、誰もが思うことだと思います!

何となく運動するのではなく、いかにしんどいな、きついな、と思えるかです。

どの筋肉をどんなふうに使ってこの運動をするのか、その筋肉はどの位置についてるのか、そういった
解剖学のお話もしながらのヨガレッスンです。

運動はやみくもにあれもこれも行うよりも、体のしくみや自分の体の姿勢や、使い方の癖などを理解しながら使っていくことが大切ですので、せっかく時間を作って運動するのなら、しっかりと効果が出るようなやり方で運動をしたいですよね。

最初に汗をかくのは良いことだとお伝えしましたが、「汗をかく=体内から水分が失われる」ことになるので、水分補給は忘れずにしましょう。

汗をかくのは体温を一定に保つためということは、実際に目視で汗を確認できるより前から体温は上がっているので、「汗をかいたから水分を摂ろう」ではなく、早めの水分補給をお勧めしたいです。

しっかりと筋肉を動かせるヨガで、体の奥からの発汗、それが疲れない体づくりに繋がっていけたら
嬉しいです。

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