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「介護予防に必須なのは気づく事」ヨガ講師KIYOが語る老後を迎える体の準備

高齢化が叫ばれる昨今、乗り越えるためのキーワードといえば「介護予防」です。

今回は、「介護予防のためのヨガ」というテーマで、「気づくことが大切」というお話しから、「介護予防のための運動の始めどき」など、老後を迎えるためのヒントについてお伝え致します。

スピーカー:SUAYヨガ代表 河野妃世
インタビュアー:73design 森田佳貴

※以下インタビュー動画を要約した内容になります。

介護予防とヨガについて教えてください

介護予防のヨガという話でいけば実際にのヨガのクラスでも年齢が高い方が多いです。

本当にリアルにヨガを習ってるお洒落っていうところから始めるのも凄くいいと思います。

ただ、本当に私達が伝えたいことっていうのは治療レベルのヨガだったりとか、本当に予防になるもので考えると、なかなか内容が難しかったりします。

ですので「介護に繋がる・予防に繋がる」という所に、いかに簡単に繋げられるかということを重要視して進めています。

フレイルやロコモ・サルコペニアについて

サルコペニアとかロコモの本当に単純に筋力低下なんです。

私の母も随分と痩せまして。小さくなったなとか、身長がお勤めの方は毎年健康診断があるので、確実に毎年2センチ・3センチ背が縮んで、背が低くなっているという方もおられます。

これが筋力不足というもので、サルコペニアとかロコモと言われるものであって、元々60センチあったものが57センチになったとか、「なくなったらどうしよう!?」と笑っておっしゃられている方もおられます。

筋肉の低下というのが上記のようことをいいます。

そこに少し違った視点で出てきたなと感じるのが、フレイルというものです。

フレイルは、「病気ではないのにしんどい」と感じている時点で未病なんです。

筋力低下だけじゃなくなったのがそこで、感覚みたいなものが入ったものをフレイルと言ったりするようになっています。

私はそこを体験した経験があり、現在に至っています。

病気ではないのですが、「毎日頭が痛い」「体調が良くない」そこで病院に行って診てもらっても体に異常はないと言われる。でも、毎日頭が痛い、耳鳴りがしているみたいな状態がフレイルになります。

私の場合それが若くしてなったのでフレイルに入らなかったのですが、結局、未病・体調不良・筋力の低下が重なってくるものがフレイルと呼ばれるものです。

この筋力低下と頭痛や体調扶養が重なってきたときに、グッと介護に近づくということでフレイルという言葉がすごく注目されています。

昨今は高齢化社会でもありますし、フレイルになったとしても介護認定が受けれないであるとか、介護を受けること自体が難しい市町村なども出始めています。

なので、ぜひ自ら動いてもらえる人をヨガで増やしたいというのが介護予防という視点でのSUAYヨガの理想でもあります。

介護にならない準備として何が必要ですか?

SUAYヨガでも特にお伝えしたいのが「気づいていただく」という所です。実際にヨガの無料体験をしているというところもそう言った思いがあります。

とにかく、習わずとも体験だけ行っていただいて、筋力が低下しているかを調べていただきたいです。本当にチェックしていただくだけでもいいです。

また筋力をわかりやすくお話をすると、「預金通帳」の話をよくさせていただいていて、自分のお家にいくらお金があるのか通帳を見ればわかります。でも筋肉の貯金がいくらあるのかはわからないものです。

有るとか無いとかよりも、今いくらあるのかということに気づくというのが一番大事なんです。

すごく筋力が低下してるのに、急に「エイエイオー!」なんて言ってすごい運動をして、年齢とマッチングしない、筋力と合わない運動を始めた場合、すぐ体を壊して病院に行くこととなります。

やはり、今どれだけ筋力があるのかそれに気づいて、まずは筋力の低下を止められるということが重要です。

介護予防を始めるタイミング

わかりやすく言えば、女性であれば、出産をしないかなという年齢になった頃からスタートしていただきたいですし、男性も同じくらいが良い頃合いかと思っていますので40代後半くらいから始められると良いかと思っています。

もちろん若くして始めるのが理想ですが、実際にことが起きてから出ないと動けないということが多いと思いますので、目安としては40代くらいが初めどきかと思います。

実際には初めどきというのは本当に難しいと思いますので、この動画を観てくださった方にメッセージが届いたらいいなと思います。

運動って、好きか嫌いかで言えば、好きな人はいないと思っています。実際に私は、好きではありません。。。

ずーっと座ってテレビを見ていたいですし、寝転びながらスマホを触っていたいなと思うのが正直なところです。なので好きな人はいないという前提のもと、食事のように「お腹が空いたら食べなければならない」と同じように運動も生きるためにはやらなければならないということをお伝えしていきたいと思っています。

生きている限り重力があり、それに争いながら生きないといけません、落ち葉ですら下に下にと落ちてしまう、それが人間であれば、50キロ、60キロ、70キロあるので、立って歩こうと思うと、いやでも運動するしかないんですね。

ですので、生きるために、するしかなく、尚且つ嫌なものであれば、自分にとって価値を見出せるものを見つけていただきたいと思っています。たとえそれがSUAYヨガでなくともそう言ったものを探していただきたいと思っています。

シニアヨガと一般的なヨガの違い

SUAYヨガでは実際に70歳以上の限定クラスがあります。私の生徒さんでも88歳の方がおられます。

実際問題として、60歳の方が80代の方よりも筋力がない場合もあります。

一般的にシニアヨガと言われるものの大きな差、またはヨガ教室として気をつけないといけないと思っているところがあります。

それは、ゆったりと指導をするというよりは、「様子をしっかり見る」ということが大事だと考えています。

ポイントとしては「その日どうだったかではなくて、次の日どうだったか」なんです。

「次の日どうでしたか?」「痛くならなかったですか?」とお声がけして、「痛いところはなかったです」というところが大事なんですね。「次の日膝が痛くなりましたか?」などお声がけしてリサーチして並走していくことが大事です。

もう一つは、シニアクラスだからこそ問題が起きてくる箇所は大体決まっていて、一番多いのは「」になります。

膝が悪くなる理由は、この業界の方や治療家の方は大体わかっておられるんですが、全身繋がっていてその結果として「膝」に歪みが出てきているので、SUAYヨガでシニアクラスを持つ講師には、「全身から診る膝」というのを勉強してもらっています。

シニアだから故に、全身をしっかりみて膝を良くしてもらいましょうと言った形で、その方の歩ける生活を守るというヨガを行っています。

あと感じるのは、シニアの方々ほど学ぶということがお好きなんですね、「そういうことなの?!」という感じで、いつでも来られる方よりも熱心に体のことを学ぼうとされる方が多く、「なぜ体が変わるの?!」とたくさん質問をいただくことが多いです。

将来のためのシニアの体づくり

そもそも私が運動が嫌いで、でもヨガ屋さんをしている理由というのが、「未来を明るく元気に生きたい」というところよりも、「不安からしか動けない」というところがあったんですね。

ですので老後を元気に過ごしたいとか、すごく未来を見据えて良いことだと思うんですが、私の場合、自分の足で「今日食べたいものを買いに行く」とか、介護を受けるとご飯が出てくる状態になってしまうもので、「今日魚の気分じゃないのに、お魚が出てくる」とかを考えると、今のうちに頑張ろって思えるんです。

やっぱり、筋力とが運動習慣が身についている人って食事も楽しめると思うんです。

自分の足で歩けて、介護にならないようにすることで、出されたものを食べなくて良い生活ができる、そこの想像力が、嫌な運動を介護の手前からやれるんじゃないかなと思っているんです。

また、自分が歳をとるように、自分の親も歳をとっていて、年々体が小さくなって、解釈・判断が遅くなっているっていうのが目に見えてわかるわけですよね、ショックを受けるんですけど、イラつきもあって「もう私がするわ!」なんていうふうになったりもすると思うんです。

けど、そういうことからも想像すると、自分の想像した未来と少し違うかとも思うので、やっぱり、どこまで行っても自分の足で歩いて、それをリアルにするには、「そうなるのが不安だ」「出されたものを食べるの嫌」「まだお風呂に入りたくないのに入ってくださいと言われる」とか、それが嫌でいやいやシニアヨガを始めるっていうのはおすすめですね。笑

私の同級生でも、3時間のパートでも立っているの辛くて、夜も眠れなく、仕事やめようかなと思っているという人もいまして、やっぱりそう言った経験からも、そうなる手前がよかったよねと思うことがあるんです。

実際に介護予防という点で考えると、55歳くらいからでもいいのかなって思うんですけど、早ければ早いということは間違い無いかなと思います。

またお金のたとえになってしまうんですが、筋肉貯金も、お金と一緒で、使うのは簡単貯めるのは難しいんです。

そこでいうとまずは「筋肉を減らさない」ということが大事だとお伝えしたいです。

あとはやはり、お世話になる自分を想像してみてください。そう思うと運動は嫌いということを認めた上でなんとかしなきゃって動き始めていただければいいなと思っています。

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